私はいつものようにドアを開ける

ガチャ

「ただいまぁー」

パタパタとスリッパの音を立てながらリビングからやってきたお母さん

「乃愛瑠、おかえり」

「うん!」

私はいつも晩御飯ができるまでスマホか漫画を読んでる

んだけど……。

「ん〜、透悟くんのことが頭から離れない」

こんなこと初めてじゃないんだけど、なんでだろ?

ん〜、

「まぁいいや考えてても仕方ない。寝よ」

私は目をつぶるとすぐ夢の中へ