朝7時半

聞き慣れた音楽が耳に届いた

「んーー、あー、朝か。7時半ね。いつもの時間だ」

寒くて布団から出るのが嫌になるけど、ずっと布団に潜ってたら遅刻するし、龍河くんが風邪ひいてしまうから、私は頑張って身体を起こした

「わっ、寒い」

私は腕を組みながら身体をさする

「あ、柊希〜おはよう〜」

私って寒い時はいつも柊希に抱きつくんだよね

「のーえーるー!またくっついてさー。いい加減離れろ」

「柊希〜あったかーい」

「もう仕方ねぇなー」

そういうと柊希は私を抱きしめ返してきてくれた

「んん〜、柊希〜」

寒すぎて離れたくないけど、目を覚ますため顔を洗う

んーー、冷たいー。でも目が覚めたかもしれない