「俺は川智 那生希です。郁哉と同じく2年生。」
なんかあまり喋らない子が那生希先輩ね
「オレは富永 慎司。3年生。あ、さとみんと同じ学年ね。さとみは幼なじみです」
「ええっ!!!」
私はあまりの言葉に咄嗟に大きい声出しちゃった
「さとみからよく乃愛瑠ちゃんの話は出てたよ。でもどんな子か今日までわからなかったんだ」
「さとみん先輩、一度もそんなこと…あっ!」
そうだ、トップシークレットだから言う必要もなかったんだ
「そうだよ。あえて言わなかったのはこうなること分かってたんだろうね」
「そういえば…慎司先輩、受験勉強は?」
「あぁ、オレは就職するから大丈夫なんだ」
そうなんだ
なんか良かった(?)
「ってことでよろしくな?乃愛瑠ちゃん」
「うん!」
12月10日、私はBlack Roseの姫になりました



