「そう、これが欲しかったの!ありがとう」

私は嬉しさから、満面の笑みを透悟くんに向けると

「んっ…ん?」

「悪い、身体が勝手に動いた。いや、あのさ、乃愛瑠ちゃん可愛すぎ」

私は気がついたら、透悟くんに抱きしめられていました

そのまま、数十分透悟に抱きしめられたあと

「悪いな、今日会ったばかりなのに…」

「……ううん、大丈夫だよ」

私は胸の奥に閉まっていた記憶が少しだけ蘇ったけど、慌てて頭を振る

「なぁ、乃愛瑠ちゃん、門限大丈夫?なんなら俺、送っていくよ」

透悟くんのその言葉にスマホを見る