「はぁ、龍河くん、お待たせ」

「あぁ、行くか。しばらくの間、乃愛瑠ちゃんお借りしますね」

私は厚底ブーツを履いてるとそんなことが聞こえた

「あぁ、お前なら安心して預けられる。帰ってきたら感想よろしくな」

私も柊希も遊びに行くということしか信じていなかった

「じゃあ行くか。目的地は着いてからのお楽しみだな」

外を出ると、冷たい空気が吹いていた

手袋してきてよかった

「うん!」

私が返事をすると、バイクは発進した

私はいつものように龍河くんのお腹に手を回した

というか休みの日に出かけるなんて久しぶりすぎる

あ、冷たい空気が頬に当たってる

でも頬に当たってちょうどいいかもしれない