そして着いたのは中庭だ
俺は膝に手をついて形で息をする
「悪いな、教室で待ってたんだが、戻ってくるのが遅くて心配した」
あー、そういう事ね
「そっか…昨日の友達のところにでも行けば良かったのに」
「それだと余計騒がれて疲れる」
「そうだったんだ」
「はぁ…走ったから喉がカラカラだ」
俺は疲れて中庭に備え付けられているベンチに座った
乃愛瑠ちゃんはずっとカバンを持ってて、そのお金で俺にお茶を買ってくれた
「はい、どうぞ」
「あ、ありがとな。助かった」
ペットボトルを持つと暖かくて、乃愛瑠ちゃんの優しがにじみでてきた
俺は喉がカラカラだったから素早くお茶の蓋を開けて喉に流し込んだ



