「あぁ、まぁだいたい道のりは覚えたかな？乃愛瑠ちゃんは今日も送迎？」

俺の姿を何時ばらそうか、そんなことばかり考えてしまっている自分がいた

「友達がしばらく受験に専念するらしくて、一緒に行けないって言われたの、そしたら先輩から龍河くんに送って貰ってって言ってくれたの」

そうだったのか。それで最近2人で登校してくることが多いんだな

「そうだったのか、俺来て2日目だけどまだその乃愛瑠ちゃんの友達らしき人に会ってないな？どういう人なんだ？」

俺は乃愛瑠ちゃんの友達だって言う先輩のことが気になった

「めちゃくちゃ優しいよ」

乃愛瑠ちゃんは今日も崩さず、ピンク色のセーターを着て、ブレザー着ていた

相変わらず前は閉めてないけど

「そうか」

３人とも上靴に履き替えたから一緒に教室を目指す