「あぁ、まぁだいたい道のりは覚えたかな?乃愛瑠ちゃんは今日も送迎?」

「友達がしばらく受験に専念するらしくて、一緒に行けないって言われたの、そしたら先輩から龍河くんに送って貰ってって言ってくれたの」

私と龍河くんは靴を履きながら、透悟くんにこれまでのことを話してる自分がいた

「そうだったのか、俺来て2日目だけどまだその乃愛瑠ちゃんの友達らしき人に会ってないな?どういう人なんだ?」

「めちゃくちゃ優しいよ」

本当頼りになるんだよね

「そうか」

3人とも上靴に履き替えたから一緒に教室を目指す

2階の踊り場に着くと、いつの間に出勤していたのだろうか?

目の前に雄馬くんがいた

「あれ?ゆ…向井先生こんなところでどうしたの?」

危ない、みんなの前で先生の名前普通に呼びそうになった