「あ、冷たいけど顔は洗ってこないと」

私はいつものように1階に降りて、脱衣所に向かうと、兄がいた

これもいつもの事

「柊希、おはよう〜」

「あぁ、おはよう。雄馬、またタバコ吸ってたのか。やめたと思っていたんだが」

柊希も男の人だね、髭をそっていた

「ほんとにねー、私も散々言ったんだけど、やめなくて。それよか、1ミリも悪いと思っていなかったよ」

私は蛇口を捻って、冷たいけど顔を洗った

「ほら、タオル」

私は兄からタオルを受け取る

本当ふわふわしてる

「ありがとう。冷たすぎて顔、凍っちゃう」

「凍らねぇから、大丈夫だって」

あははと笑い合う朝