「おぉ〜?席ついてるな、えらいえら、い…?あー、転校生か、教科書まだなのか」

「はい、そうなんですよ。明日には届くと思いますので」

「そうか、わかった」

数学の先生は少しだけおじさんだった

「じゃあ、出席取るな」


「それじゃあ、教科書、140ページ開いて〜。前の続きからな」

俺は乃愛瑠ちゃんのノートを覗き込んでみた

そしたら、すっげーきれいな字で書いてて

驚きで声を出しそうになった

ここの学校は授業中当てられて答える以外、私語禁止らしい

一言でも発すると、怒鳴りつけるらしい

だから誰も喋らないんだとよ

それを聞いた時怖っ!って思ったな