最強総長「狼鬼」に恋したのはギャルちゃん!?

「の……」

乃愛瑠ちゃんが言葉をさえぎって

「あ、やばいチャイムなっちゃう。ほら、行こ?次の先生遅れると怖いから」

乃愛瑠ちゃんは無意識のうちだろうか、俺の左手を掴んでいた

華奢なのに、力が強い

まぁ柊希さんは昔荒れてたから、その影響だろうか?

俺たちは階段を急いで駆け上がると、10分前にいた教室に戻ってきた

「はぁはぁ、間に合った」

「お?2人してどこいってた?」

「あー、1階を案内してたんだよ。まぁ、10分じゃ足らなかったね」

また昼休みにでも行けばいいんじゃね?とチャラそうな男子が乃愛瑠ちゃんに提案をしていた

俺は2人の話を横目に流しながら自分の席に着いた