「余計なお世話だよ〜、いいもんー。拗ねちゃうもんね」

まぁこのチャラそうな男子って言ってる子の名前は

雨宮 琳斗くんっていう

琳斗くんは私を抱きしめると

「ほらほら、乃愛瑠ちゃん、拗ねるなよ。昼休み、ジュース奢るからさ」

私ってほんとその言葉に弱いの知ってる癖して

「しょうがないな〜。じゃあ冬季限定のホットミルクティーね」

「乃愛瑠ちゃんって本当、紅茶大好きだよね」

私っていつから紅茶を飲むようになったのだろうか

そんな記憶は随分と(略)

「ほら、そろそろ鳴っちゃわない?チャイム、あと一秒でも席着くの遅れたらすごく怖いんじゃなかったけ?」

私は時計を指さすと琳斗くんは慌てていた