「ここが体育館ね、バスケとかバレーとかバドミントンとかもううちの体育楽しすぎる」

「オレ、運動好きだからちょうど良かった」

「私もなんだよね。いつか勝負できるといいね」

私はさっきと同様、最大限の笑顔を透悟くんに向けると、透悟くんは

「乃愛瑠ちゃん、分かってないね。そんな可愛い笑顔向けられたら俺、もう我慢出来ないかもしれない」

「えぇっ？」

私が困惑した表情をすると、透悟くんは一瞬顔を近づけてきたと思ったら、私を抱きしめてきて

「乃愛瑠ちゃん、可愛すぎるだろ、その笑顔。今すぐにでも俺のものにしたいくらいやばい」

さっきから透悟くんは何を言ってるんだろ？

でも何かを伝えたくてうずうずしてることはわかった

透悟くんは私から少し離れると