「胸では、イケなさそうだからって……その……」

 この先の言葉を言うかどうしようか、戸惑った。顔を真っ赤にして言葉を止めたナトラージュを見て、彼は皆まで言わずとも色々と察してくれたようだ。

「……こっちを、触ったの?」

 するりとヴァンキッシュは、下着の上から縦筋に沿うように触った。ほんの小さな刺激なのに敏感にピクンっと体を大きく跳ねさせたのを見て、とても楽しそうだ。

「えっと……そこはあんまり手では触らずに、舌で……」