王子様の溺愛は、とことん甘い【ハロウィンSS】


「Trick or Treat。お菓子くれないと、可愛いオオカミさんにイタズラしちゃうよ?」



ハロウィンっぽいセリフを言うと、芙羽梨は赤い顔のまま持ってきていた袋から何かを取りだした。



「こ、これ作ってきたので食べてくださいっ」



芙羽梨の手作りであろう色とりどりのアイシングクッキーと、カップケーキ。



今すぐにでも食べたいけど、ちょっと我慢。



「…残念。持ってなかったら、芙羽梨のこと食べようと思ってたのに」



「〜っ!?」



そう言うと、芙羽梨はボンッと音が出るくらいの勢いでりんごのようになった。