「えっ…」 す、すごい…! 羽柴先輩ってエスパーなのかな…? 考えていることが読まれてまたもや驚いていると、羽柴先輩は少し疲れ気味の顔で「やれやれ」と首を振った。 「キミ、顔に出やすいから。詩音とは大違い」 「そ、そうですか…?って、あ…!詩音先輩はどこにいらっしゃいますか?」 そういえば、羽柴先輩も生徒会の人だったよね。 今そのことを思い出して聞いてみる。 「あー…うん、生徒会室にいるよ。たぶん」 「へ……?」