目の前にいたのは… 背が高くて、艶のあるこげ茶色の髪、 目の下のほくろが魅力的な整った顔… そして私が大好きな…優しい笑顔。 そう、私が3年も待ち続けてきた …大切な人。 「…孝幸ッ!!」 私は大好きな人に抱きついた。 溢れてくる涙なんかお構いなしに。 私は、しばらくの間…抱きついたまま 孝幸の優しい温かさを感じていた。