エリク様が王妃様の共犯者であるとわかった次の日、私はじいじの伝言によって集合をかけられて書庫室へと向かっていった。
 リアの反応的にそろそろ病弱設定も無理がきたわね。
 そう、毎回風邪で休むやら今日は気分が優れないやらいろいろ言ってきたのだが、あまりの頻度にリアもちょっと疑いの目を向けてきた。
 おそらく医師の診察を断ったからだろうけど……。

 そろそろ決着をつける時が近いってことね。
 そう心の中で思いながら、私は書庫室へと歩みを進めた。