これは、愛しかない




「まお、好きだよ」



とろんとした、甘ったるい声や表情に、抵抗する気力さえ失ってしまう。


「ゔぅっ…わたしも、すきぃっ……」


ふーくんに愛の手錠をかけるつもりだったのに、結局、いつもみたいに流されるまま、やられっぱなし状態じゃないか。


でも、それでもいいんだ。

私は、ふーくんが好きだもん。
ふーくんも、私のことめっちゃ好きだし。

もう、いいもん!


「どうにでもなっちゃえっ!!!」

「? 何言ってんの」


恥ずかしすぎるあまりに大きな声を出した私を見て、ふーくんは、可笑しそうに笑ったのだった。








【これは、愛しかない・END】