「な、何を言い出すの?いきなり…」
「いえ、何だか…さっきから、ずっと上の空に見えたので」
ぎくっ。
…そうね、そりゃバレるわよね。
あからさまに、つまらなさそうにしてたもん…。
作業ペースものろのろしてるし…。
「遊びたかったら行ってきて良いですよ。僕が進めておくので」
う…。
そ、そんなことを…笑顔で言わないでよ。
そんな風に言われて、「え、良いの?じゃあお言葉に甘えて!」なんて…。
…言えるほど私は厚かましくないし、薄情でもないよ。
「そんなの…悪いよ。私もここで、ちゃんとアンケート係の役目を果たすわ」
確かに、結月君ほどテキパキと手際良くは出来ないけど。
いないよりはマシでしょ。
「でも、つまらないでしょう?」
「そんなことないよ…。…それにほら、結月君と一緒だしさ」
一応今、私達、付き合ってることになってるから。
ちゃんと結月君を立てておこう。
「他の人とだったらつまらなかっただろうけど。でも結月君となら、大丈夫」
と、私は言った。
あながち嘘ではない。
結月君が目の前で、凄く真面目に作業に取り組んでくれるから。
私も、最後のやる気だけは失わずに済んでるんだよ。
これが他の人だったら、今頃私は全てを放り出してる。
そもそも真面目にアンケート用紙を作ったりもしなかったと思う。
白紙の紙を渡して、感想があれば書いてください、とか言ってたかも。
それが、まだ何とか机に向かって、のろのろとでも作業を続けられているのは、結月君のお陰なんだよ。
「…そう、ですか…」
ちょっと意外そうな顔の結月君。
私、そんなに不真面目に見えてたのかなぁ?
だとしたら、ちょっとショックなんだけど…。
でも、無理もないか。あからさまにつまらなそうにしてた私が悪い。
「私なら大丈夫だから。ごめんね、心配させて。さ、続きを頑張ろう」
「あ、はい…」
いくらつまらないからって、全部結月君に押し付けて逃げたりはしないよ。
そんなの結月君に失礼過ぎ…と。
思っていた、そのとき。
「やっほー、星ちゃん、お疲れちゃーん」
「星ちゃーん。元気してるー?」
「あっ…」
派手な衣装に身を包んだままの、真菜と海咲が。
結月君と二人きりの空き教室に乱入してきた。
「いえ、何だか…さっきから、ずっと上の空に見えたので」
ぎくっ。
…そうね、そりゃバレるわよね。
あからさまに、つまらなさそうにしてたもん…。
作業ペースものろのろしてるし…。
「遊びたかったら行ってきて良いですよ。僕が進めておくので」
う…。
そ、そんなことを…笑顔で言わないでよ。
そんな風に言われて、「え、良いの?じゃあお言葉に甘えて!」なんて…。
…言えるほど私は厚かましくないし、薄情でもないよ。
「そんなの…悪いよ。私もここで、ちゃんとアンケート係の役目を果たすわ」
確かに、結月君ほどテキパキと手際良くは出来ないけど。
いないよりはマシでしょ。
「でも、つまらないでしょう?」
「そんなことないよ…。…それにほら、結月君と一緒だしさ」
一応今、私達、付き合ってることになってるから。
ちゃんと結月君を立てておこう。
「他の人とだったらつまらなかっただろうけど。でも結月君となら、大丈夫」
と、私は言った。
あながち嘘ではない。
結月君が目の前で、凄く真面目に作業に取り組んでくれるから。
私も、最後のやる気だけは失わずに済んでるんだよ。
これが他の人だったら、今頃私は全てを放り出してる。
そもそも真面目にアンケート用紙を作ったりもしなかったと思う。
白紙の紙を渡して、感想があれば書いてください、とか言ってたかも。
それが、まだ何とか机に向かって、のろのろとでも作業を続けられているのは、結月君のお陰なんだよ。
「…そう、ですか…」
ちょっと意外そうな顔の結月君。
私、そんなに不真面目に見えてたのかなぁ?
だとしたら、ちょっとショックなんだけど…。
でも、無理もないか。あからさまにつまらなそうにしてた私が悪い。
「私なら大丈夫だから。ごめんね、心配させて。さ、続きを頑張ろう」
「あ、はい…」
いくらつまらないからって、全部結月君に押し付けて逃げたりはしないよ。
そんなの結月君に失礼過ぎ…と。
思っていた、そのとき。
「やっほー、星ちゃん、お疲れちゃーん」
「星ちゃーん。元気してるー?」
「あっ…」
派手な衣装に身を包んだままの、真菜と海咲が。
結月君と二人きりの空き教室に乱入してきた。

