――――――きっかけは、ある日の放課後。
友人四人と一緒に、カラオケルームに遊びに行った。
そこで、仲間の一人が、とある提案をした。
「一人一曲ずつ歌って、採点勝負しようぜ」
と。
「へぇ?良いじゃん、面白そう」
「良いよ、やろう」
ただわいわいと歌うだけでは、既に物足りなさを感じていたらしい仲間達は、次々と同異した。
そして、この私も。
「楽しそうね、良いよ」
何も考えず、私はそう言っていた。
すると、提案者の仲間がにやりと笑った。
「ただし、点数が一番低かった奴は罰ゲームな」
思えばこのときに、それならやっぱりやめる、と言っておけば良かったのだ。
だけどこのときの私は、やめる、なんて選択肢は全く思いつかなかった。
むしろ。
「ふーん、面白いじゃん」
罰ゲームと聞いて、むしろ面白そうだと思っていた。
罰ゲームを受けるのは嫌だけど、でもどうせ、大した罰ゲームではあるまい。
「ちなみに、どんな罰ゲーム?」
「それはやってからのお楽しみ。得点が一位だった奴が罰ゲームを決める、ってことで」
「えー、何それ。やば〜」
私達はそう言って、けらけらと笑っていた。
どんな罰ゲームを、誰が受けることになるのか分からない。
スリルがあって、面白い遊びだと思っていた。
そして実際始まってみると、その遊びは楽しかった。
友人四人と一緒に、カラオケルームに遊びに行った。
そこで、仲間の一人が、とある提案をした。
「一人一曲ずつ歌って、採点勝負しようぜ」
と。
「へぇ?良いじゃん、面白そう」
「良いよ、やろう」
ただわいわいと歌うだけでは、既に物足りなさを感じていたらしい仲間達は、次々と同異した。
そして、この私も。
「楽しそうね、良いよ」
何も考えず、私はそう言っていた。
すると、提案者の仲間がにやりと笑った。
「ただし、点数が一番低かった奴は罰ゲームな」
思えばこのときに、それならやっぱりやめる、と言っておけば良かったのだ。
だけどこのときの私は、やめる、なんて選択肢は全く思いつかなかった。
むしろ。
「ふーん、面白いじゃん」
罰ゲームと聞いて、むしろ面白そうだと思っていた。
罰ゲームを受けるのは嫌だけど、でもどうせ、大した罰ゲームではあるまい。
「ちなみに、どんな罰ゲーム?」
「それはやってからのお楽しみ。得点が一位だった奴が罰ゲームを決める、ってことで」
「えー、何それ。やば〜」
私達はそう言って、けらけらと笑っていた。
どんな罰ゲームを、誰が受けることになるのか分からない。
スリルがあって、面白い遊びだと思っていた。
そして実際始まってみると、その遊びは楽しかった。