⚠溺愛注意予報

何故か急に怒られた子犬のような瞳で、私の事を覗き込む風。


「ど、どうしたの?」
「俺がした事怒ってる?」
「怒ってはないけど……」
「けど?」
「注目されて恥ずかしかった……」
「うわぁ!ごめん!!」


謝りながら、ゆっくりと私を地面に降ろす風。


「いいよ……」
「あのさ……」
「うん!」
「俺の好きな人の事相談に乗って欲しくて__」


そう言えば、悩んでいたなぁ……。

家に居たら、何だかんだ誰かに聞かれそうだから……、悩んでたのだろう。