⚠溺愛注意予報

風の恋愛が上手く行く事を願ってないのか、かなり不機嫌な顔でこちらを睨んでいる。

でも、私だって引けない!!!

風の恋愛を心から応援したいんだ。


「なんでダメなの?」
「分かってないのかよ?」
「何が……?」


分かってないってなにを……。分からないから聞いたのに奏が答えを出す事はなかった。

あ、風の話を何時でも聞けるように今のうちに唐揚げを作っておこう。


「私、買い物行ってくるね」
「「俺も行く」」


2人の声が重なったが、歩いてスーパーに行くだけだ。

ただそれだけだが、奏と風を連れて行くと人目が多い場所では目立ってしまう。

それに、少しくらいは1人になりたい__