⚠溺愛注意予報

私がジタバタしても、余裕な表情の風。


「大丈夫だって!目立たない場所に行くからさ!!」


いやいやいや。
確かに人は少ないけど、一軍女子達に見られているから意味が無い。
私の事何も分かっていない__

そんな事を考えていると、誰も居ない自転車置き場の隅っこに座る風。


「奈緒っ!!」
「降ろしてよ!!
風は私の事、何も分かっていない!!」


目立ちたくないのに、目立ってしまって悪態を付いてしまう__


「奈緒こそ、俺の事何も分かってないよっ!!」