⚠溺愛注意予報

「じゃあ、お願い。
学校では、私に喋り掛けて来ない、で……」
「えっ!」


飼い主に怒られた犬のように、ガックリする風を見ていると心がざわめいた。
罪悪感__


「あ、あのね……。
風の事が嫌いだからこんなお願いしている訳じゃ無いんだよ!?」


ビクンとしながらこちらを見た風の顔が、笑顔に変わっていく。


「本当に!?」


風の事は1ミリだって嫌いじゃない。
寧ろ、血の繋がってない私を姉として慕ってくれて幸せだから__


「うん!!」