⚠溺愛注意予報

「やっと、2人っきりになれた!!」


これで、風が教室に来るのを辞めてもらう様に頼める。
私は、目立ちたくない__

そう思って、唇を開いた瞬間だった。


「ねえ、奈緒」
「ん?」
「俺と2人っきりにになりたかったのー?」


何処か期待した嬉しそうな顔で、そんな事を聞いてくる風。


「そう!!風にお願いが有って!!」
「奈緒のお願いなら何でも聞くよ!」


そう口にした風は瞳をキラキラ輝かせながら、こちらを凝視していて、まるで忠犬ハチ公。