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同窓会もあっという間に終わりが近づき、店を出るなり二次会に行く人と行かない人で別れた。
「凛は行く?」
「んー…私はやめとく」
「えー行こうよ〜〜」
少し迷った。
けど、久々に会えた人達といるよりも
早く彼のそばに行きたい気持ちの方が大きくて
「…ごめん。また今度誘って?」
春には存分に楽しんでおいでと言われていたけど、その言葉を無視して、二次会は参加しないことにした。
駅までの帰り道。私と佐藤くん、それから数名以外は二次会に行ってしまったため、一気に人が減る。
私と佐藤くんはお互い違う人と喋っていて、この感じからこのまま何もなく終わるんだろうなと、そう思っていた。
………が。
「あれ何かの撮影かな!?」
急にそんなことを言い始めた友達。
その子が見ている方向に視線を向ければ、そこには人だかりが。
その辺だけやけに明るくて、少し目立っている。
「ちょっと見てこーよ!」
「有名人だったりして!」
「いこいこー!!」
(早く帰りたいのに…)
騒ぐみんなを後ろから眺めて私もその後を追う。
そんな私の隣には佐藤くんが。
どうやら佐藤くんも私と同様、
撮影やら何やらあまり興味が無いみたいで



