【続】酔いしれる情緒




「!! 電話…」



橋本の携帯が鳴った。


春からだと思って慌てて電話に出た橋本だったが



「…は?代役が必要?」



どうやらそれは仕事関係の電話だったらしく「あーもうこんな時に…!」と眉間にシワを寄せてウロウロ。


見るからに苛立っていることが分かる。



(春が車で……)



やる事が増えた橋本を放置し、とりあえず私は彼のことを考えた。



春が車でわざわざ行くとしたら、どこだ?


今の春の現状だとか、いろいろ考えて
何か手がかりは無いかと必死に探した。



「…………、…あ。」



そしてふと


頭に浮かだ、場所。



その場所に気づいた時、もうそこしかないと思った。