「…できてるよ。そりゃ、私は弱いし、怖がりだし、頼りないし、ーーんっ」
私がうつむきながらそう言っていると、突然下から唇を塞がれた。
…えっ、な、なんで!?
しかしそれはすぐに離れた。
「言っとくが、俺に着いてくるのは大変だぞ?それでもいいのか?」
凰牙くんの言葉に、コクリ、とうなずいた。
すると、私の体はフワッと宙に浮いた。
「きゃっ!」
凰牙くんが、私のことを抱き上げたのだ。
「それならもう、俺は我慢しねぇ。これまでお前を危険な目にはあわせらんねぇから避けてきたがな。ーーお前から首突っ込んだんだからな?」
が、我慢?
「俺は美姫が好きだ。俺のそばにずっといろ」
凰牙くんは私のことをみつめて、イタズラっぽく笑った。
お、凰牙くんが私のことを…!?



