お前を一生守ってやるよ。



「凰牙くん…!!」


 私は屋上へと続くドアを開けると同時にそう叫んだ。


 私の声に、柵に体を預けて外の景色を眺めていた大きな背中はビクッと反応した。


 ーーしかし、振り返ることはなかった。


 …やっぱり、1年経っても避けるのは変わらないんだ。


 その事実に落胆しながらも、私はさらに言葉を続けた。


「…ねぇ、なんで私のこと避けるの?」


 私は、これまでの思いをぶつけるようにして言った。


「私…何か悪いことした?」


 何度話しかけても、私の方を見てもくれない。


 何度も、無視される。


 今までのことを思い出していくと、いつの間にか私の頬は濡れていた。