甘く、溶ける、君に。




大ばか千輝くん、急にトーンを落として真面目に話し始めたから、私も自然と背筋が伸びる。


急に、さっきまで私をからかうようにしてたのに変化球にも程がある。




「でも、遥乃が来てくれて、遥乃の顔見てたらなんか元気になった。遥乃が一番の薬だって言ったらさすがにくさすぎ?」


「……うん、クサイ。大嘘つきな千輝くん、」


「そんな真っ赤な顔で言われても説得力ないなあ」




意地悪な顔と、優しく微笑まれるのの交互にされるの、ほんと心臓鷲掴みにされるみたいで。ぶんぶん振り回されてる気分。



私が嬉しくなること、知ってか知らずか、わざとか天然か、言ってくるの。



顔だって赤くなる、熱くなる、千輝くんのせい。




「でも、それならもっと早く言ってくれればすぐこうやってこれたのに」



「電話、したのに出なかった。俺的には結構勇気だしたんだけど。

女に頼るとかだせえって思いながらも遥乃に会いたかったし」



「……あ。でん、わ……あ……えっと……」