悪原くんは堕ちてくれない


表情がコロコロ変わるから、見てて面白いかも。



「マジ!?しよしよ!」



ササッと交換してるけど、悪原くんはただそれを見ているだけ。



普通ならここで「俺も!」とか言うはずなのに。



こんなの、私のプライドが許さない…!!



でも、だからといって私から言うなんて絶対したくない。



「悪原も交換した方がいいって!こんなチャンス滅多にないぞ!!」



お、はるくんナイスアシスト!



「…なら、しておこうかな。もしかしたら話す機会があるかもしれないしね」



「うんうん、しよ〜」



なんて言いながら、内心嬉しいんでしょ??



間があったような気もするけど、気のせい気のせい。



「…じゃ、またね芽梨ちゃん!」



「うん、ばいばーい」



性悪男とこも交換し終えて、とりあえずひと段落ついた。



顔には出さないけどさ、今の数分でものすごく神経使ったよ。



テストの時より疲れた。



…まぁでも、次のターゲットは決まりかな。



長期戦なんてしたことないから、どうなるかわかんない。



でも、あの性悪男…もとい、悪原くんのことをもっと知って。



絶対絶対、落としてみせるんだから。



覚悟しててよね。