悪原くんは堕ちてくれない



りっちゃんが知らないところで誇っていると、不思議そうな顔をして首を傾げた。



「でも、めーちゃんが私にメイクしてって言うの珍しいよね?どしたの?」



「それは色々あってね〜。どーしてもりっちゃんの力が必要だったの!」



「ふーん?よくわかんないけど、頑張ってね?」



うん、私頑張るよ。



このまま死んでも死にきれない。



ギャフン(?)と言わせてやるんだから!



「それじゃ、ちょっと行ってくるね!」



「うん、いってらしゃ〜い」



りっちゃんに手を振って、いざE組へと向かう。



廊下を歩けば、男子も女子も私のことを1度は注目する。



2度見する人もチラホラ。



まぁ、正直校則破ってたりするから、良い目ばっかりってわけでもなさそうだけどね。



そんなことを思いながら進んでいくと、だんだんとE組が近づいてきた。



んーと、E組は…あ、あったあった。



ひょこっとクラスの中を見てみるけど、どうも見当たらない。



どうしよ、E組の人にどこに行ったか聞いてみようかな?



「仁科さん、E組に何か用?」



「っ!?」



いきなり声をかけられ、体がビクッと跳ねる。