「心春さん、よかったら午後から買い物に一緒に行きませんか?心春さん、春服しか持っていないようですし、色々揃えに行きましょう」
どこか緊張したような声で総司は言う。仲がいいアピールはしたいのね、と冷めた心で心春は返す。
「結構です。買い物は一人で行きたいので」
総司は黙ってしまい、心春はクローゼットに残りの服を入れていく。チラリと壁にかけられた時計を見ると、時計の針は十二時ちょうどを指していた。
「そろそろお昼にしましょうか。ハンバーグ作ったんです」
「いえ、お腹が空いていないので結構です」
頭の中に浮かぶのは、自分が作った料理を嬉しそうに食べるジョンやアマンダたちだった。賑やかで幸せだったあの食事風景を思い出すと、どうしても食欲はなくなってしまう。
総司の方を見ることなく、心春は与えられた部屋のドアを閉めた。
それから心春の望まないまま始まった同棲生活は、なるべく顔を合わせないようにと気を張り詰めてのものとなった。
(絶対に顔を合わせたくないし、話したくもない……)
どこか緊張したような声で総司は言う。仲がいいアピールはしたいのね、と冷めた心で心春は返す。
「結構です。買い物は一人で行きたいので」
総司は黙ってしまい、心春はクローゼットに残りの服を入れていく。チラリと壁にかけられた時計を見ると、時計の針は十二時ちょうどを指していた。
「そろそろお昼にしましょうか。ハンバーグ作ったんです」
「いえ、お腹が空いていないので結構です」
頭の中に浮かぶのは、自分が作った料理を嬉しそうに食べるジョンやアマンダたちだった。賑やかで幸せだったあの食事風景を思い出すと、どうしても食欲はなくなってしまう。
総司の方を見ることなく、心春は与えられた部屋のドアを閉めた。
それから心春の望まないまま始まった同棲生活は、なるべく顔を合わせないようにと気を張り詰めてのものとなった。
(絶対に顔を合わせたくないし、話したくもない……)



