誰よりも強い私が恋愛を知る話。

族のみんなにいつも通り挨拶をして、部屋に入る。

でもさっきさっくんに言われた『険しい顔』がちょっと気になるので、総長室に行くことにした。


「ふぅ。」

ここはちょっと安心できる。

誰も来ないし、来れないこの部屋は少し前からお兄の部屋じゃなくて、私の部屋になっていた。

ゆったりソファーに座りながら考える。

どうしよう。

ゆったりかんがえても思いつかないんじゃ、もうだめかも。

「こっちゃーん、今大丈夫?」

部屋の外からゴンゴンと扉を叩きながらさっくんが話しかけてきた。

急用っぽいな。

「え?ああ、どうぞ。」

「ありがとー、でさ、こっちゃん、緊急」

「ちょっとそうかと思った。」

ひょこっと扉から顔を覗かせて部屋の確認をするさっくん。

「ここでいい?」

「うん。荷物向こう置いとくね」

今からここで、緊急の幹部会がはじまる。