誰よりも強い私が恋愛を知る話。

天堂side
「あれ。羽栗はどこへ行った?」

俺はいつもどうり、1年8組の教室へ後輩を迎えに行った。

向こうは俺の事を先輩とは思っていないようだが、それでも構わない。

最近は毎日一緒に帰ることが出来ている。

今日はいつもより少しだけ教室を出るのが遅かったからなのか、お目当ての後輩はもういなかった。

「あぁ、琴葉ちゃんなら図書室で勉強するって言ってましたよ!先輩、今日は私と帰りますか??」

「いや、遠慮しておく」

「先輩って、ほんっと」

何か言いたげだったが、特に気にすることもないので急いで図書室へ向かった。



『先輩ってほんっと、つれないよねぇ』