おめでとう、ってなに? 先生は私の顔さえ見てくれない。 やっぱ梶くんの作戦、全然ダメじゃん…。 梶くんのばか。 私は目に涙を溜めながら、椅子に座っている先生の胸ぐらを掴んでこっちを向かせた。 そんな私に、先生は表情をピクリともさせない。 昨日、先生にされたみたいに、ぐっと顔を近づける。 あーあ。 この顔も、仕草も声も全部、好きだったな。