「だからもう、ここには来ない」 これは賭けだった。 少しは引き止めてくれると思ってた。 少しは名残惜しくなってくれると思った。 根拠のない勝算があった。 でも。 「よかったな。おめでとう」 先生の言葉は呆気なくて、私をどん底に突き落とすには十分だった。