えっ!? まさかの拓斗の答えに、戸惑ってしまう。 わたしが謝っても許してくれないって……それじゃあ、どうしたらいいの? わたし、拓斗には嫌われたくないのに。 「ねぇ、拓斗。どうしたら許してくれる?」 「音寧、俺に許して欲しい?」 そりゃあ、もちろん。 わたしはコクコクと、何度も首を縦にふる。 「それなら、今日の罰として俺の願いを叶えてくれる?」 「お願い? わたしにできることなら……」 「良かった。それじゃあ……」 わたしは、拓斗の言葉の続きを待つ。