ユキちゃんを眺めること数十分
その間ユキちゃんは逃げることなく、結城くんに寄り添ってて、結城くんのよしよしする手を気持ち良さそうにしていた。
「芽衣ちゃんはほぼ苦手なんだよね?」
「まあ全部かな!今まで美奈に助けられてここにいます。」
「美奈ちゃんは?何が苦手なの?」
「理数系が苦手で…。教えてくれるとありがたいです。」
「ん。俺得意だから!じゃあ、今日は理数系を攻めるか。何かあったら遠慮なく聞いて。あ、ちなみに颯斗は全部得意だから。見てよ、余裕の表情」
未だにソファでユキちゃんといる結城くん
よほど癒されてるのか顔がとろけてる。
3人でテーブルを囲み、始まった勉強会
さっそく躓いたのか芽衣が健くんに教えてもらっている。
その声を聞きながら数学を解いていく。
時間がかかりながらも、何とか解き進めるけど、さっそく躓いてしまう。
ちらりと横を見れば、健くんは芽衣の側に移動して教えてる最中だった。
とりあえず飛ばして先を進めてみるも、ここから先の問題はなかなか難しくて、とにかく健くんの手が空くまで考えてみよう。
そう思って10分は経ったかな。
いくつか解いてみるけど、手が進まない。
もう一度問題文を読もうと、疲れた首を上げる。
「分かんない?」
右から声がしてびっくりした顔で見ると結城くんがいた。
私の隣に座って、手元を覗き込んでる。


