『夜明けに生まれたあなたは、美しい花のようだったのよ』 誰が呼んでいるのだろう。必死にその名を呼ぶ存在を確かめるために、重い瞼をこじ開ければ。 「──目を覚まして。クローディア」 そこには、まだ見ぬ海の色の瞳から涙を溢れさせている、リアンの姿があった。