「才能って感じ〜。
あたしはこういうの苦手だからなぁ。
羨ましい〜」
「人には得意不得意がありますし…
私なんか羨ましがっても良いことないですよ」
「椿さんってネガティブなん?」
ネガティブ…
たしかに、私結構ネガティブだな。
くよくよしてること多いかも。
こういうの、傍から見たらうざいんだろうな。
「てかさ、椿さんってたまに直と喋ってない?」
ペタ、とまた筆を動かし始めた時、
星谷さんが梅森くんの名前を口にした。
「えっ…」
「うち直と同中でたまに話すことあったけど、無愛想じゃん?
でも、直から話しかけにいったりしてるとこ見たことあるし……椿さんって直と仲良いん?」
「あー…いや、共通の趣味みたいなのがあっただけで…
……全然仲良いとかないです…」



