“あんなお先真っ暗な道、歩きたくないんだよ”
そうやって強がって、目を背けようとしてた。
そうしなきゃ、嫌いになりそうだった。
アイドルだった自分も、今輝いてるアイドルも。
「応援なんてしてほしくないかもしれない。
期待されたくないんだよ、きっと」
「……俺にはそう見えなかったよ」
「……あのさ、
あんな人生歩んできた人の気持ちなんて、梅森くんに理解できる?
Mi☆Miに合って、全部理解したつもりでいるのかもしれないけど
……梅森くんには、絶対わかんないよ」
ぎゅっ、とシャーペンを握る手に力を込める。
もう放っといてほしい。そう思うのに。
「ハァ…」
梅森くんの、呆れたようなため息に
え、と顔を上げた。



