「あなたを幸せにしたい、って」
「……………は!?!?」
それ、
夢って言うのかな!?
「……それは、叶うもの?」
「しほみさんが求めてくれたら」
梅森くんが私を見つめる。
風が、2人の髪を靡かせる。
……まずい。
雰囲気にのまれてしまいそうだ。
「そ、そんなの、無理」
「……」
「幸せにするとか、
そういう言葉、信じられないの」
期待させる言葉は、信じたって叶わない。
マネージャーの言葉を信じて、私は失敗したんだから。
「信じられなくてもいい。
だけど、俺を選んだら絶対後悔させません」
「………嘘」
「本気です」
……本気、なんて、口だけならなんとでも。
そうでしょ?
私がクラスメイトだってことにも気付いてないくせに。
「じゃあ、信じてあげてもいい」
「え…」
「私の秘密に気付いてたらね」



