「……ちょっと、いいですか」
「え?」
梅森くんは急に私の前に移動してくると、
ずい、と顔を寄せてきて。
「しほみんが生きがいです
あ〜スーハースーハーこんな近くで同じ息吸っていいんだろうか
あれ香水変えた?ていうか香水つけてなくない?あーこれ石鹸の匂いスーハー石鹸の匂いの方が俺は好きかもしれないです(超早口)」
「え……」
「……って、今日電車でずっと思ってました」
え………
キモッッッッ!!!!!!
「嗅いでたんですか!?」
「嗅いでました」
う、梅森くん…
あなた、そんな変態だったの…?
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