極甘恋愛短編集

「せ、聖也……。こんな、みんながいる前で……」


嬉しい気持ちもあるけれど、これは恥ずかしすぎる!


私は聖也の胸に自分の顔をうずめるようにして隠れた。


それじゃ全然隠れていないし、女子生徒たちの悲鳴とざわめきは今でも続いている。


それでも聖也は私にささやきかけてきた。


「美奈子の気持ちが知りたい」


「ん……私も聖也が好きだよ」