俺は、逃げようとする姫乃の腕をつかんだ。 「おい、話はまだ終わってねぇ!!」 「痛いですわ。いい加減、諦めてくれません?」 俺と姫乃がもめていると、突然、外からけたたましく爆音が聞こえてきた。 ニヤリと、口元に弧を描く姫乃。 俺はチッと舌打ちしてから、手を放してクラスの奴らと同じく窓の向こう側を見る。