━━ドンッ!! いきなり彼女に突き飛ばされて、豪快に床に倒れこむ私。 さらに、姫乃さんに顔をグリグリと足で踏みつけられる。 「言っておきますけど、姫の座はこの私、姫乃寧々がふさわしいのですわ! なのに一輝様はなぜこんな女を……!」 この時、私は「違う、誤解だ」と否定することはいくらでもできたはず。 けど、そうしなかったというより、できなかったと言う方が正しい。 なんでもっと早く気づけなかったんだろう。 一輝のことを、好きになっている自分に━━。