徒歩15分でついた場所は━━、大きな立派な白いお家。
玄関の鍵を開けている姫乃さん。
私はそのあいだ、ぼうっと家を下から眺めていた。
彼女は金持ちだってこと、噂で知っていたけどこんな素敵な家に住んでいるなんて、ちょっとビックリだ。
「どうぞ、桜音さん」
私は姫乃さんに促されるまま、中へ入った。
広々とした玄関を通って、2階にある彼女の部屋にお邪魔する。
女の子らしい、ピンクを基調とした部屋だった。
扉を閉める姫乃さんに私は、「かわいい部屋だね」と言おうとした時。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…