ブオオオオオォォォォォーーーーン!!!
う、うるさい……! 急に何なの……!?

私は思わず耳を両手で塞ぐ。
凄い爆音で私と一輝の視界から、現れたのは━━、バイクに乗った、数えてザっと10人ぐらいは、いる集団だった。

一番先頭にいるバイクに乗った人がヘルメットを外すと、後ろの人たちも続々とスポッと取る。
「よーおおぉぉ、ひっさしぶりだなあぁぁぁ、銀蘭族の総長さまあぁぁ、」